リスキリング⑨ 数値化の鬼

日常生活

2023年は、年間12冊以上の話題の本を購入して読んで勉強してみるというテーマがある。第1回は金融&ファイナンスの学びなおし、第2回3回は歴史研究、第4回は時間の使い方、第5回は億り人、第6回は人生設計、第7回は健康、そして第8回目、9回目はマネジメント。

前回、リーダーの仮面という本を読んで、まぁまぁ響いたので同じ人が書いた続編のようなものを読んでみることにした。だいたい2冊目というのは飽きるもので対して何も得るものはなかった。ビジネスにおいて重要なことは全て数値化されているべきものであり、すべて数字で物事を語れるようにすべき、数字の抜け道や穴を見抜けるようにようになるべき。

というようなことで当たり前と言えば当たりまえ。常にそのような教育を受けてきた、行動量や目標設定、事業計画の組み方や将来成長の組み立て蓋然性、いろいろなシーンで数値に細かい人間に育て上げられてきたので、書いてあることは普通のことに感じた。とにかく簿記や会計という訳ではなく数値感覚に優れたマネージャーが必要であるとのことです。

本当にそれは思うところがあります。収益だけを最大化するために費用を無視して投入し、大きく利益を棄損させる人をたくさん見てきました。数値の話をしているのに、定性的な、しかもあまり本件に関係ない定性情報を用いて説明する意味不明なマネージャーをたくさん見てきました。

そのような方が読めばいいと思うのですが、恐らくそのような方は、これを読んでも根本的な行動は改善されないだろうと思います。これは恐らく本を読んで理解し、改善されるというより、その場に立って実践で求められるということを繰り返さない限りは身につかないだろうと思います。

「企業は成長しなければ沈む時代」「成長をあきらめた人が既得権益を持っている会社になってはいけない」「長くプレイヤーで居続け出世しないと、失敗することだけをアドバイスする評論化になってしまう」はやり自らが、働かないおじさんになってはダメだし、働かないおじさんを作る仕組みを作ってしまってはダメだ!これだけは勉強になりました。

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